12歳中学生社長のストーリー
働きたいと言い始めたのは4歳からでした
はじめまして。加藤路瑛(かとうじえい)と申します。小さい時から「早く働きたい」と思っていました。理由はうまく説明できませんが、働いたり、お金を稼ぐことはかっこいいと思っていましたし、誰よりも早くいろんなことを経験したいと思っていました。
今、冷静に考えてみれば、母が働いていた労働組合事務所には2歳から出入りしていたので、会社やパソコンがかっこいいと思えたのかもしれません。また、祖父母が65歳から民宿に挑戦したのですが、お手伝いに行ったり、お客さんにお小遣いをもらったりする経験から「働くのはかっこいい」と思えたのかもしれません。
でも、はっきりした理由はわかりません。「なぜ働きたいのか?」と聞かれたら、「働きたかったから」という単純な答えしか僕には出せないのです。
親や他の大人に「働いてみたい」と話しても、「大人になってからね。そのためにも今はたくさん勉強しなさい」と言われるだけでした。
人生を変える出会い
中学校に入学して、僕は化学に興味を持ちました。化学の実験をするYoutubeを見るのも好きでしたし、実験道具を集めて家で実験をやってみようと計画をしていました。そんな僕を見て、母がケミストリークエストという元素記号のカードゲームを買ってくれました。
カードを開けている時、母がいいました。
「知ってる?このカードゲームって、12歳の男の子が作ったんだよ。たしか12歳で社長になって販売していたはず・・・。」
そこまで聞いて僕はびっくりしました。だって、大人にならないと働けないと聞いていたからです。
「僕もやりたい。社長になりたい。」
これが最初に僕が社長になろうと思ったきっかけです。自分と同じ歳で社長になった人がいる!こんなに興奮する話はありません。
この夜、僕は母と二人でどうやって12歳で社長になれるのか調べることになったのです。
15歳の壁
調べてみると、社長になるのに年齢制限がないことがわかりました。
でも、株式会社を作るときに印鑑証明が必要で、15歳にならないと印鑑証明が作れないそうです。つまり15歳にならないと会社は作れないということです。
それなら、僕が会社を作ろうと思うきっかけをくれたケミストリークエストの社長はどうやって12歳で社長になったのだろう?と疑問に思いました。調べると、お父さんが代表取締、子供が取締役社長になっていました。つまり、お父さんが会社の登記をして、子供が社長になったようでした。
僕も同じやり方で会社を作ることにしました。僕はこれを「親子起業」と呼ぶことにしました。
親子起業を広め、子どもでも挑戦できる社会にすることが自分の役目だと思ったのです。
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